11代目のブログ

もったいない

もったいないの画像

さて、深山荘を売ることとなったが、敷地内にはいくつかの建物がある

納屋(多量の物品)、蔵(いろいろ)、納屋に接続する書庫(ここには私の資料や本が多量にある)そして深山荘の裏側の書庫(多量の本と両親の残した物品)

これらの処理は気が遠くなるような時間がかかると思った そう、一年はかかると思った しかし、なんとか一月半で終わることができた

①人海戦術で臨んだ 
②『迷ったら捨てる』という気持ち
③『もったいない』より時間を優先した
④捨てる先も大切(クリーンセンター以外)-近く、無料、大量受入れ可
⑤保管が必要な物品のための倉庫を用意した

もったいない、といわれたのが大量の古本 一部はブックオフが持って行ってくれたがそれはほんのごく一部 ほとんど捨てた 両親のものも結構あったが、自分も相当読んだものだと感心した もっとも、頭の中には何も残っていないが・・ 全部、極近所の古紙業者に軽トラに乗せて運び込んだ 無料で大量に受け入れてもらえた 手伝ってくれた人は「もったいない、もったいない」といってくれるが、仕方がない 本を捨てるといっても、ビニールカバーを外したり、本の外箱は箱で外すなど、分別も必要になる

納屋には、昭和初め生まれの両親が『もったいない』ととっておいてある物品が山とある 壊れたコピー機が2台とか・・ 私や息子の古いスキー道具、古い古い建具類・・
全部捨てた 金属が取れそうなものは全て、極近所の金属スクラップの中国系業者に持ち込んだ これもタダ それと分別しなくてよく楽だった

昔仕事上必要だった大量の書類 A4大の紙ファイルに保管してあったが、転勤毎に面倒で実家に送っておいたもの 全部で14回転勤しているので、これも捨てるのに苦労した 必要なものを分類するのは私しかいない 他の人との作業のない朝早くとか、日曜とか、雨の日を利用してコツコツ分けたが、とっておくものは5%位しかなかった あとは全部ゴミ分別して捨てた
ゴミ分別は、ファイルといっても、古紙業者に持ち込めるのは紙だけ ファイルには、クリップやビニール類やプラスチック類が混在している その分別も大変だったし、残す残さないでも頭がクラクラした
大量の紙は、軽トラックに積んで古紙業者までピストン輸送 近くて袋詰めが不要で助かった

大学院で使っていた専門書が数十冊 これも困った 捨てるには惜しい まだ現役の本たちだから いろいろあたったのだが、引き取り手にまでたどり着けず断念 
ところがこの愚痴を聞いていた方から、興味があるので全部いただきますとのこと 今は東京文京区のとあるマンションの一室に嫁入りして箱入り娘となっている(箱入り娘は嫁入り前だが・・)

蔵にあった写真類、卒業証書、小学生時代の画などは、妹や息子2人に送りつけた 妹や神戸の息子は要らないといったが、私が持っていてもしょうがないからと・・
つまり、大家族制度化の家は、その存在でかつて生まれた家が生きた証の保管を蔵を使い未来にわたり保障してきた しかし、蔵を含む生家がなくなるというのは、こうしたこともできなくなるということなのだ それはわかっていた 石井家博物館を作ることはできないことだ

蔵からはその他大量の布団や、着物、使い古したお膳や割れた徳利などの古物もでてきたが、面倒なので全部捨てた お宝は何もなかった 残念だった お宝かどうか知らないが、私の爺さんは明治10年代の生まれ 明治37年からの日露戦争に行っている その軍帽が出てきたし、父親も太平洋戦争終期に国内で入隊している その軍服や行李がでてきたが全て捨てた それから笑えるのだが、領収書の束が年ごとに袋に入ってまとまって大量に出てきた 母親の仕業だろうと思っている あとは両親が書いた書の束と軸装・額装があった それと地域の人たちの素人書 色紙や短冊 骨董品の価値はないが、両親はその交流で人生を楽しんでいた これは倉庫に持っていった 横山大観や会津八一などのコピーが額に入っていたが、これらは全て捨てた

そして、私の両親はまさか私が深山荘の全てを売ろうなんて夢にも思っていなかったはずだ

さて、処理には、私が外仕事を頼んでいる高齢男性2人、物件の貸し出し時に室内クリーンアップをいつも頼んでいる専門家の女性1人、私と妻で約10日かかった
そして、さらに引っ越し、整理の専門業者を3日半 この料金は3、40万かかったがとても助かった

こんな調子で建物の中を空にしたのだが、実はまだ処理できないものが納屋に接続する書庫に残っている 私の両親は生きがい対策で、書を楽しんでいた 書に関する書籍類と作品類、そして大量の用紙が捨てられないでまだおいてある 誰かに譲りたいと思っているのだが、探し出せないでいる メルカリは淋しすぎるから、論外
まあ、不動産会社に広告を出すのに支障はないと判断してゴミ捨ては終了 残っているものは深山荘売却までの間に引き取り手を探そうと思っている

そんなことで一月半で一応終了したのだが、まだまだ私的には道半ば 確かに分けてはあるが、私の部屋の周りにはとっておいたものの山 

最終的な処理はまだまだ

写真 20260524 小3になる男孫の自画像 運動会の白組の自分を図工の時間に作成 運動会当日の玄関先に飾られていた