例の白髪の紳士とは、サブスクで契約をした。つまり月に何時間か来てもらいパソコンやスマホの困りごと相談にのってもらうのだ。
頼んだ理由は二つある。
一つは、家人のためというか、私のためである。家人は会社の総務付であったのでパソコンには携わっていたのだが、困ると人頼みだったようで自力で解決するという気がない。すぐ人に聞いてくるから、そこは私は気に入らない。何回も同じようなことや似たようなことを聞かれるといちいちうるさく感じる。
だから、理由の一つは精神衛生上というか家庭円満のため。
二つめは、いままで気になっていたハード面、ソフト面の課題の解決である。
一昨日は、今月2回目の来訪になる。
今回の依頼は二つある。
ハードディスク(HD)の整理とスマホの画像整理である。
まずHDの整理である。今、余っているHDは三つある。
①一つはいつ買ったか覚えのないもの
②二つめはパソコンテレビの録画用で4テラバイト(TB)ある。新潟で使っていたものを放り出してあった。
③三つめは今使っているパソコンのスピードアップのためにHDをSSDに取り替えたときに要らなくなり放ってあったもの。
①はなんと家人のものであった。どうりで私には覚えがないはずだ。データの中には、大切な古いデータがあり、家人は大層喜んでいた。推測するに、家人のそれまで使っていたノートパソコンのHD容量が不足したので、東京の役員が帰郷時に取り替えたものらしい。そしてHDケースに入れて500GBの外付けHDができた。それを家人に渡したはずだが失念したみたいだ。失念というか、何が何だか訳がわからなかったのだろう。そして引っ越ししてきた小生は、自分のものと思い込んで自室に保管していたのだろう。(‘-‘*)笑い話だ。
②は、HDは残念ながらHD本体が壊れていた。しかし、ケースとHD本体取付用基板は健在であった。
③のサイズは②で要らなくなったケースと基板にピッタリであり、②と③から1TBのHDが一台復活した。
次はスマホの画像整理であるが、実はかなり前からiPhoneの64GBしかないメモリが一杯いっぱいになっていて気になっていた。そして、iCloudDriveの容量購入のお誘いがしょっちゅう来て困っていた。
また、Microsoftの単独サブスクで100GBのGoogleのOneDriveを購入していたが容量不足で購入のお誘いがしょっちゅう来ていてそれも困っていた。
白髪の紳士は、まずスマホに関する課題を置いといて、Onedriveから始めた。すると、Microsoft 365 Apps for business をこのパソコンの中に見つけ出した。確かにもっていて使っているが、新潟で忙しくしている最中に、PowerPointがどうしても必要になって吟味しないで買ったものだ。
少し個人では高いみたいだが、忙しくて面倒くさい、エイ、買ってしまえ!、という調子。もう細かいことに構っていられなかった時代。だから、もちろん詳しいことは吟味していないし気づきもしてなかった。
白髪の紳士いわく、「ビジネスとあるように会社内の5台のパソコンで共有できるし、共有できるOneDrive容量は1テラもあるよ」と。
まあ簡単に言うと、家人のノートパソコンも役員のパソコンもこのMicrosoft 365 Apps for business のワードやエクセル、パワーポイントなどのソフトを入れることができるし5台のパソコンで1TBを使い放題ということになる。
なんとも使わないでもったいないことを2年半も続けていたことか、まあわかったからこれから使えば良いと思い直す。Microsoft単独サブスク100GBは、月224円のサブスクだからエーッと224×2年6ヵ月=6,740円の無駄遣いか。Microsoft 365 Apps for business は1年間17,380円だから1割5分も無駄に払っていたことになる。
さてさて、本筋に戻り、②と③から復活した1TBのHDをパソコンに繋ぎ、それをパソコンのDドライブとした。そこにiPhoneメモリーに一杯いっぱいになるまで押し込まれている画像を移し替える作業を始めた。
一応、移し替えたのだが、iPhoneのメモリーがどのくらい回復したか(空いたか)はいまだにわかっていない。実はiPhoneが3日経った今もまだストレージの内容を表示できないでいる。というか、まだ計算中で表示できないままである。あと一週間くらいかかるかも知れない。2000~3000枚もあったからiPhoneの計算能力でも大変なみたいだ。
バックグランドタスクでやっているからiPhoneを使うには問題がないのだがちと長いなあーと思う。
紳士は、夕方遅くまで付き合ってもらったので家人がヒレ肉トンカツを揚げてお持ち帰りいただいた。
写真:大きな紅葉の木が空に映える (2023年10月撮影)2023.10.23日記
追記 実は次の日もご厄介になってしまった。何とかMicrosoft単独サブスク100GBのキャンセルはできた。大変だったのは、キャンセルのボタンを探すのに手間がかかった。顧客の囲い込みが上手いといえばうまいものだ。
それとは別に、Microsoft 365 Apps for businessのパスワードのレベルが低いことが気になって、レベルを最強にしたらパスワードが正確に入れられなくなり、二度とMicrosoft 365 Apps for businessに入れなくなってしまったのだ。【管理者に連絡して一度パスワードをリセット】するようにとの指示がでる。administratorかあ、一番聞きたくない言葉である。
しかし、幸いなことに白髪の紳士は、前日の夕方に工具箱を忘れて帰ったため、お昼にそれを取りに来ることになっていた。
もちろんHELP!HELP!HELP!大歓迎! 何と?何と? administratorは小生であった。知らないことは恐ろしいものだ
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