大家にとって、すべての借主さんに気持ちよくアパートなり駐車場なりを使っていただくことが最上の幸せです。しかし、借主さんにとって現状に満足いただけないことも多々あるようです。
この季節、バラが咲き鉄線が咲き誇りサツキの庭は満開で、それこそヨーロッパではジューンブライドという言葉あるように素晴らしい季節です。
反面、この季節は雑草はよく伸び、蜂の巣や蜘蛛の巣があちこちで多発します。田舎の物件を主に所有していますので、こうしたワイルドなことは当たり前になります。庭や畑に雑草は生い茂り、蜂は借主さんの頭上近くをブンブン飛び、借主さんの玄関や周囲を蜘蛛の巣がひっきりなしに張られるのです(古民家であれば、家の中にも蜘蛛の巣が張るから大変・・)。対策で蜂スプレーを発射しても蜂は逃げまくり、蜘蛛の巣は庭ホウキで取っても取っても沸いてくる感じです。
さて、東京からIターンしてきた親戚の女性にこうした田舎の生活について聞いてみました。そうしたら、Iターンで帰ってきて2、3年は薬剤スプレーで一生懸命駆除をしていたということでした。ハエ、蚊、ブユ、ゴキブリ、蜘蛛、蜂・・・・。駆除をしないと生活が楽しくないらしい。東京には、ゴキブリはいるが蚊やブユや蜘蛛や蜂はいないらしい。いないわけではないのでしょうが、ほとんど見当たらないようです。しかし、「今は慣れてきた」といってます。また、寄りつかないように道具を使っているらしい。蚊でいうと、腕にゴムバンドでつける蚊除け器を用いたりしている。
あるアパートの入口に明暗センサー付きの門灯をつけてあります。仕事から帰ってこられる住人の方がホッとするように、また防犯対策の意味もある考えているからです ところが、そこの灯りに向かって小さな虫が群れるのです。するとそれを餌にして小さなよく見ないと分からない透明に近い蜘蛛が生活し、細かい糸を張り巡らすのです。ある方たちから蜘蛛専用の忌諱剤・潤滑剤入りのスプレーを推奨されたのですが、あまり期待していたなかったのですが、スプレーをかけたあとを継続観察するとバッチリ一週間は効いているようです。
大家業も、こんなことを心配せねばならず結構大変ですが、それもビジネスと当主の生きがいに繋がっていることは間違いありません。
写真 蜘蛛の巣スプレーの結果 2023.6.16記