11代目のブログ

しずかな日曜日

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 静かというのは、人の心の持ちようでしかない、気がする。

 暇でもなく、忙しくもなく、何かを心が欲求しているものかも知れない。

 私は煩悩が多い、血気が多い人間なので仏様にはなれいし、死後の世界、何て言ったケ、天国と地獄への道の裁判官を悩ませるに違いない。
 しかし死ねば、どちらでも良いと思っている。

 実は、『徒然草』に興味が強まっている。ブログを書くようなって、そして年齢を重ねたからでもあろう。

 このブログの裏に閲覧者数のカウンターが入っていると、前に書いたことがある。
 小さな『徒然草』を読んで下さることを楽しみしている自分がいる。

 徒然草は吉田兼好が書いたみたいだが、それはそれ。

 高校生の教科書に載っていた。先生が解説するが、ちっとも面白くない。高校生はわからない。当たり前である。その先生も、変わった癖があった。
 授業の前にある、挨拶で緊張して赤面と手がブルブル震えるのである。そして、話しが始まる。
 その先生、何年も経つと地域の行政職の長になるとともに、寺の住職で毎日を送ったようである。地域のために貢献されるが80歳前になくなる。ガンだったようだ。
 奥様も地域の重役であった。ある団体の要職を幾つも兼ねていたという。ご主人が亡くなられた後、旧職場の長を、遠い距離にもかかわらず単身訪ね、長に挨拶したという。
 『主人はこれが寿命だから、長くお世話になりました』と言っていました、ということがどこからか私にも聞こえてきた。

 その言葉が本当かどうかはわからないがNuanceはわかる。人間はそんなに仏にはなれないものだから・・

 『徒然草』、全編を読まないといけない気がするが、無精なので多分この先も読まないだろう。それより、みてねの孫の写真にニヤニヤしている、ただの歳を重ねた男でしかない。

写真 もう冬はそこまで (2023年11月撮影)2023.11.19日記