結局、8日振りに帰ってきた。
当初は、5日の予定であったが、また物件の調査のために県庁所在地に数日滞在してしまった。
ま、それはまあそれで勉強になったのだが、疲れてしまった。
目の前に溜まった昨年末からの領収書の経理を考えると、茫然とするばかり。
社長兼、経理兼、雑用係だから。
そして、今朝、ある役員がもう一つの物件の購入契約は心配というのだ。それも今回も猫の額のような物件である。上手く進展していない。
「上手くいかないのは社長の責任だ」というのだ。
その物件は神戸にある。
UUUM、と思うが
そのとおりなので、躊躇しながらも
Uターンすることを決心せざるを得なかった。
そこまでいわれれば
個人事業主の確定申告もしなければならないし、だいたい、あちこちの物件の世話もしなければならない。
結局、秘書も事務員もいないから、自分で安い飛行機便を探し安ホテルを予約して、行くこととした。
全く踏んだり蹴ったりである。
先回の旅は仕事で苦労しても、孫に会える楽しみがあったが、なんと
孫は高熱を出して、伏せる日が続いた。
会えたのは、最終日の2時間だけ。当然、スケッチブックは何の役も立たない。もちろん、それは爺さんには納得できる。前日は、珍しくおかゆのスプーンによる口移しになったという。
夜の団らん前に、孫宅を出てまた電車で仕事調査、ホテルに入ったのは夜10時過ぎ。田舎の高齢者が、生きがいを授けて貰っている構図かも知れない、とも思うが、そうでもないのかも知れないし、よくわからないなあ・、とも思う。なんだろうか。
神戸に行く動機は孫に会うためという餌がある、それはそれで不純なのだが、そこはまずは、関係機関から咎められるところはない、と思う・・
時代が進むとその概念がどうなるかは私には想像もできない。
およそ50年前のウーマンリブは、変化し、思いもよらない新しい発想のうねりになっているから。
孫と会った次の日県庁所在地に戻った。
そのあと仕事をしてさらにその次の日、昔の仕事の後輩に偶然会った。
東京の役員を呼びつけてこの地の物件を買うかどうか議論した後、地元で有名な回転寿司を食べようとしたが、一時間待ちでホテルのラウンジにコーヒーを飲もうと入ったら偶然出会ったのだ。
彼は、闊達な人である。生きる力のある魅力的な人のかも知れない。
「ところで、薪はどうしていますか」とストーブのことを質問してきた。
どうして、薪ストーブを使っているのを知っているのかと思ったのだが、それはそれで何を聞いてくるのか不審に思った。少し話すと、薪の材料が要らないのかと打診しているのがわかった。
「余っているの?」というと、柿の木の幹が大量に出ているというらしい。
今まで知らなかった薪の調達先が見つかった。
柿の木の更新で、新しい植木をすると、古い幹を切り倒すのだという。
OK、うん、うん OKである。
ところが、そのあとにまた一波乱が起きた
それは、またの話しである
写真 神戸垂水区のイートイン あのむこうは淡路島 (撮影2024年2月5日) 2024年2月13日記