先日、といっても二週間以上前であるが、若いご夫婦がきた。
若い人が来るのは、招待しないと年寄りのところにはこない
若い人は、年寄りの講釈を黙って聞いてくれるから嬉しいだけ、若い人には迷惑な話しである。全くそう思うがこの歳になると勝手に話し続ける。
まあ、年寄りの耳が遠く、目がよくみえないとおもってもらうとちょうど良い。
さて、神戸から昨日夕方戻ってきた。
神戸を8時前に出て帰ってきたのだが、ホッとしたと同時に細かい対応が必要になるような事案について家人からの報告もあった。
ところで、この地方の冬型気圧配置というのは、この歳になると面白いことがみえてくる。
冬型気圧配置というのは、強風と積雪と思い込むのかも知れないが、よくよく観察するといつもいつも毎日それが続くのではない。
三寒四温という言葉がある。
ネットで調べると、もともとは朝鮮、中国東北方面の天気俚諺(てんきりげん)に由来するという。
三寒四温も元々の意味が転じて、春先に向かう温かさ、ということになっているようだが、私のいっているのは数日間の気候変動を表した、元々の意味に準拠する。
冬型気圧配置も同じで、やはり数日周期で動く。
まず、天気が良い日が何日間か続く。天気がいいといっても快晴でなくて、この地方特有の雲があるが割合過ごしやすい日が2、3日続く。その後、ただならぬ空模様になり雨が降り始め風が強くなる。この時の激しさは、11月~12月あたりは時雨という。
そのあと、この低気圧と寒冷前線は通過して太平洋に抜ける。
抜けた後、1日程度穏やかな日が過ぎる。
しかし、その次に本当の西高東低の冬型になると、強風と雪が本格的に始まる。長いと数日間続く。
昨日は、寒冷前線が抜けて西高東低になる間の1日に飛行機に乗り帰ってきた。飛行機の旅、寒冷前線通過の後、西高東低の前の穏やかな日にあたった。即ちありがたいことに良い旅であった。
だから、今朝は雪が降って白くなっていた。小さい西高東低の朝であった。
神戸の旅は、何だったかよくわからないまま終わった。
まず、購入した猫の額みたいな物件について真剣に営業にまわった。工事をしてもらいたいのだが、関東圏のどこの馬の骨かわからない人物を信頼してもらわないといけないし、軽くあしらわれても困る。
猫の額だから、業者には面倒に思えるのだろう。
そんなことをしながら2、3日を送っていると、次男夫婦が切羽詰まってきていた。それは、引っ越しである。引っ越しをするというので、何かの力になれると思って来ていたのだが、やはり大変な状況になってきていた。
段ボール詰めが進まないでいたのだ。幼子が2人いて、風呂だの食事だの、その面倒で夫婦が割ける時間が深夜に及ぶのだ。
結局、長男は私がホテルで泊まりながら世話をし、2歳弱の長女は嫁のお母さんが引き取って面倒をみることとし、最後の一晩は2人で徹夜で詰め込んだみたいだ。
神戸を発つ前夜、つまり引っ越しの次の日、夫婦の勤務日月曜の前夜、皆集まって夕食をとった。スーパーの寿司パック。
段ボールの山の中で、4人と子ども2人が集まって団欒らしきものができた。
明日から仕事の若夫婦、私は早々にマンションをでてホテルに戻った。後は知らない。
猫の額の土地登記は法務局に行く暇もなく終わった。
土地登記の準備を全てしていったのだが、結局時間がなかった。
まあ、ものの本には「他人が知っていて先に登記をやるとその人のものになる」とある。 だから、すぐするのが鉄則なのだが、私はその登記の手数料も惜しいので自分でしている。
いやはや、ブログの読者はあちこち飛んだ話しに迷惑だったかも知れないが・・
写真 孫の靴 恐竜ステゴザウルスのイメージ 本当に使い古しても愛着があるみたい (2024.3.16ホテルで撮影) 2024.3.20記