11代目のブログ

ねずみ

ねずみの画像

 この地に住んで、半月を超え一月近くになった。
 毎日、一万歩を歩くが、今まで二日だけ全く歩かない日があった。この狭い部屋で事務作業が必要なときもあるからだ。

 その他の日は、①狭い部屋の改装のために買い物をしたり、その後の作業をする日、②仕事上、事前準備や営業に出かける日、③孫世帯を訪ねる日、である。

 ①②は、それぞれおおよそ10日ずつ、③が3日ぐらいである。

 家からこの新しいすみかに段ボールを5個くらい送った。ひとつ3,000円近くかかる。昔と引っ越しのやり方が変わっている。近年は、送るより近隣で買って部屋に運んでもらわないと、何も用意できない。冷蔵庫だって、余ったのが新潟にあるのだが、買えば30,000円強で部屋に設置できる。運搬者付きで。

 倹約とかもったいないとか、別世界の話だ。

 さて、仕事というか営業先は、住んでいるところから約十数キロ先の神戸の西の方である。
 十数キロといっても、車は持っていないし、歩いてはとても遠いので電車を使う。
 そして、海岸の近くの駅からは徒歩か、時間まちしてからのバスしかない。
 バスは、1時間に1、2本かな。歩けば、30分くらいの上り坂だが、1日一万歩以内が望ましいとの制限を課している我が身にとっては、できるだけ公共交通機関を使いたい。
 実は、どうしても1日一万数千歩の日が続いたので、膝が危険と考えて自主管理に入ったわけ。歩いちゃうんですね、ヘトヘトになりながらも、それしか効率的に移動できないので。
 
 さて、今回のテーマはねずみである。
 そうした日々の中で、参ったなという連絡が入ってくることは多々ある。
 それをお話ししたい。
 それは、遠いふるさとからの個人事業主や会社の物件管理上のことである。
 皆さんはもうおわかりだと思うが、会社の社長といっても、すべて日当なしの手弁当で、動いていて、部下なんていないし、するべき時は外注しかない。

 ある日、どうしてもそこでないとない物品を用意せざるを得なく、初めて一番近いホームセンターに出かけた。必要な品々があるのだがなかなか遠い。例えばロープとか金槌とか。

 毎日歩いている人間には大変だが、歩いて行くのが一番早い。高低差、30mはおりるところにある。熱い日差しの中、日陰を探りながら、水分をとりながら行く。

 そんなことして、買い物も終わり帰ろうとしたら、メールが入っていた。それは、自社管理をしている物件の住人からのメールであった。

 この方は女性で働き盛りの方である。その物件を買って1、2年たつが今までもいろいろ課題やその対応もあり、そのことでかえって住んでいただいてありがたい方である。

 その内容は、いつものことだが苦情というか、参ったなというものである。
 
 アパートの玄関口と、駐車場にネズミが2匹死んでいると書いてある。

 本社地区の物件ならまあ監査役がいるから、何とかせいといえる。
 駐在員がいなくて、いつもことがあると私が出かけていた県都市内の物件である。                   そう、かもじ髪で書いた物件のことである。
 結構する交通費を払い、物件管理に一月おきくらいに出かけてきたところだ。
 
まさか神戸から飛行機で出かけるわけにはいかない。たかがネズミ・・。

 どうするか

 結局、ある会社に依頼した。考え込んだあげく、全国規模のあるクリーン会社の支社というか、その課長補佐くらいのかつて賃貸部屋作業をしていただいていた会社の営業マンに頼み込んだ。もちろん外注工賃はこちらもちであるが、引き受けてもらえた。ありがたく感謝していることを伝える。出先の神戸の地下駅のなかから。
 今までこうした依頼ができるルートを持っていなかった。というか、なかなか見つけられないのだ。

 それと同じで、そうしたことを依頼できる人間関係を構築していくのが、難しくもありこの仕事の醍醐味でもある。

 だから、神戸に来てしまったのだ。

 結局、状況から地鼠が除草剤などの理由で死んでしまったとその方は判断したと教えてもらえた。
 外注工賃はいらないという。
 
 そのうち、神戸のおいしい洋菓子を持参しようかな・・・、と再会を楽しみにしている自分を見つけた。

9月17日早朝記 今日もやることはある。前に進もう。

写真がなくなった、というか適当なものがなくなってしまった。写真はたくさんあるが、仕事に関するものばかりになってしまったし、過去のものも失礼なので、なくなったという表現になる。

 先ほどまで、用件を12m下の商店街で足してきた。銀行あり、駐在所あり、八百屋さんや豆腐屋さんが並んでいる。もちろんスーパーやダイソーもある。ないのは金物店、ホームセンターにあるような用品はどこにもない。

 こうした屋根付きの商店街は、おおよそ1kmにわたって続いている。だから、ここに住もうと思ったのだ。

 写真:帰り道の風景 アパート横の上り坂 

 奥まで続いているが六甲山麓が近い。ただ、約1km先まで延々と登るきつい坂道がつづく。これは1時間に2、3本走る小型バスの道路であるが、狭い。この先には見晴らしのいい公園と名門兵庫県立神戸高等学校があるいうが、私はとてもとても行けない。