11代目のブログ

motokoh

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神戸元町は、活気に満ちた街である
老若男女が行き交う様子は、東京銀座や梅田とはまた異なる

そこに、わずか3人の不動産屋の支店がある
阪急電鉄のガード下を利用した、モトコーである Ⅰ番街からⅦ番街まであり、面白い街である ネットを引用しよう

「モトコーのルーツは、戦後に食料品や生活必需品などを販売していた闇市と言われています。現在も当時の名残りが色濃く残っており、神戸の他の商店街とは異なるディープな雰囲気が魅力です。また高度経済成長の時代には、神戸港の港湾労働者や停泊する外国船の船員などで賑わいを見せていたそうで、異国の路地裏のような空間が広がっています。」((https://ichibankobe.com/ja/motokoh/ 参照 2025年6月28日))

それはそれでいいのだが、そこの不動産屋のKさんというある若い営業マンを訪ねた

Kさんとの出会いは、あの毛むくじゃらの蜘蛛やバタッと落ちてくる気持ちの悪いイモリ、蔓の茂った庭や建物、アイビー風とはいいたくないような、当時の物件を紹介してくれた人である
ブログ『20mのホース』などいくつかで書いた物件である
1月から通い、私自ら通い、業者の力ですっかり見違えるように、魅力的な物件に変わってしまったあの戸建てである

さてAさん 結構、神戸では多くの支店を抱えている会社なので、ついに元町店に転勤と相成ったようだ

朝起きて、つまらん一日の始まりだな・・ 12時から歯医者の予約だが、それまでの時間、どうしようか 歯医者が終わったらどうしようか・・

その朝が、5時過ぎから始まるので、人が動き始める9時、10時までが長いのである

まずさしあたって何をしようか、と思いながら6時のニュースを聞き、新聞を読み、お腹がすいたなと朝食に取りかかった
近畿まで梅雨明けだという どうりでゴミ捨てに外に出たら空が青く、朝から暑そうである
自炊の朝食を独り摂り腹を満たしても、それでも、面白くない 

8時過ぎ、ユーチュブで時間つぶしに入る
ゴソゴソしていたら10時になったのも忘れていた
10:04分、突然携帯がバイブレーターで揺れているのに気づいた
Kさんであった

「Kです あのO町の物件、外国人でもいいですか」という
心のなかで、?が広がる
それは、いろんな経緯というか、いろんな情報があり、その整理と決定のプロセスが必要だということなのだ

つまり、賛否が決めかねるということ ケースバイケースという個別対応の話になるからだ
外人というひとくくりではわからない内容である
外国人といっても、その希望する内容の属性の問題であるからだ
それは日本人であっても同じである ケースバイケースであるのは同じ
ただ文化が違うから、その見極めは難しくなるの当然である

端的に質問をする
「どこの人?」 「アメリカ人」 「何している人?」 「○○学校の人」
余計困惑する
語学学校でアルバイトしているのかとか、東洋好きの旅行者とか、それとも・・

うちの会社には、ある中小企業の役員だった者が1人いて、外国人労働者の扱いには苦労している
また、貸家業の常識では対応に苦慮する例の一つである 民泊やオーバーツリズムは思い起こされる

まあ、いろいろ聞いたり、ネットで調査したら、真逆の結果になった

ウエルカムである!

ではあるが、内見の結果はまだ出ていない
いくつかの物件を見て回るとのこと 単なる候補である

Kさんに、決まるようにしてくれよ 「勢いが欲しいから」という 神戸で、物件の契約は一つもないから、身も細る思いである お足はでるばかりで金食い虫であるからだ

ここ2、3日、結果が待ち焦がれる

この仕事は、お客待ちの時間が長いが、それを耐えるのがとても大切なのだ・・

写真 202408 去年の盛夏 また暑い夏が来るのか

次の日

こうした状況は元気が出る もう一つの工事案件で、近隣にご挨拶でまわった まあ、タオルを持って工事が近いことをお知らせするのである これって重要な情報収集なのだ ちょうど土曜日、午前九時位が狙い目 皆さん家にいることが多い 5軒回り、4軒がヒットし穏やかに交歓ができた

さあ帰ろうと思い、JR.に乗る 前夜に睡眠が少なく、いつしか居眠りして三宮から阪急に乗ろうとしていたのだが、気づいたのは三宮を出発するとき また、灘駅からダラダラと坂道を登らないといけない 仕方がない こういうときは、一歩一歩、歩を進める それが一番早く帰るこつである

さて、距離でいうと坂道の4/5を越えてホッとした阪急電鉄沿いの小道 向こうから、背の高い若い女性が来る 髪の毛は茶色を通り越して、黄色っぽい 背が高い スポーツ系のひとがスタスタとくる

この人は、どういう人なんだろうかと一瞥して、またひたすら一歩一歩である そうしたら、「こんにちは」と爽やかというか、励ますように声がけしてくれるのだ 

何を思って、こんな高齢者に声がけするのか しばらく歩き、ふと聞いてみたくなり、振り返るが、すでにはるかに遠くを歩いている 軽やかにだ