11代目のブログ

太子交差点

太子交差点の画像

久しぶりに書いている 約1ヶ月ぶりである 前回、梅の花の開花を書いたのだが、今神戸は桜が満開である

昨日は、新二年生になる孫と一緒に大阪の天王寺動物園に出かけた

その昔、約20年以上昔、仕事で天王寺の近くのホテルに泊まったので、朝に天王寺の伽藍を散歩したことがあったのを思い出した 今は、地図上の位置関係は全く覚えていない

大阪は、なじみがなく町並みもよく知らない 印象も途切れ途切れで、梅田駅を含め近寄らないようにしている 迷子になってしまうからだ 唯一、関空に行くために電車の乗り換えに使うだけである 乗り継ぎは、駅の表示板とスマホのGoogleマップ頼りであるから、心細くなる

特に、大阪環状線は苦手である 最も、地下鉄を含め全部苦手であるが・・

そんななかで、昨日は天王寺動物園に孫を連れて行った 孫の春休み中に親に頼んで私の心の洗濯である いつもは孫は児童クラブであるから、休ませてである そんなに児童クラブは好きでないようなので、ついてきた

Googleマップで調べると、阪急電鉄ーJR大阪環状線ー歩き約300mが一番安くて動物園に着くみたいだ 530円 JR山陽本線ーJR大阪環状線だと、600円を超えるみたいだ

さて、阪急梅田駅からJR梅田駅で少し迷い、環状線で迷う 内回りに乗れというのだが東京山の手環状線と同じ「内回り」なのかも知らない エレベーターの乗り方も左右反対の土地柄であり、油断も隙もあったもんではない
駅も「今宮駅」と「新今宮駅」があり、心細く環状線に乗った

さて、新今宮駅で無事降りて、それから、「太子交差点」という動物園への順路の途中の交差点に向かう 方向がわからず恐る恐る歩く

なぜ太子交差点かというと、2年前にフランスへのツアーで偶然ご一緒させていただき知り合ったご夫婦の喫茶店があるからだ 

歩くこと数百m あった
ちょうど交差点の角に 名前は喫茶『キャメル動物園』 古風な昔のタイプのスタイルの喫茶店である 「こんにちは」と言って入っていくと、一斉にお客が顔を上げる 奥に友人のご夫妻がいる 奥様がカウンターのなか、旦那さんが接客という感じ 
すぐ目の前の席で、独りでいたブロンドの若い女性 驚いたみたい 親しげに入ってきた老人と子供にびっくりしたように一瞥される

テーブル席が6,7つ カウンター席も2席あるがいずれも埋まっている 立って空くのを待っているしかないようだが、すぐ席を立つ人がいて、カウンター席に座った

孫は、最近のタイプのチェーン店などはよく使っているが、こんなタイプのクラッシックな店は入ったこともないし、だいたい足の届かないようなカウンター席に座るのは初めてだ そして目の前には、サイフォンが2つ、そして手動の鉄製大型のコーヒーミルがどんとおいてある 
店は混んでいて、次々とサイフォンが水を吸い上げて茶色の液体が流れ落ちてくる サイフォン二つがフル回転である そのうち、奥さんがステンレスの接客用オーバルトレイにコーヒー豆をあける そしてご主人が、丹念にみて不良品のカカオ豆を外す そして、手動のミルが動く

孫は、不思議そうに眺めている
メニューにない前日頼んでおいた特注のアップルジュースを飲みながら オレンジジュースはあるがアップルジュースはないのだ

ここは、モーニングが売りの店だから、トーストと茹で卵が出てくる
茶色い卵をみてそれもなんとなく不思議そう 茶色い卵は高いからかな あまり食べたことがないのだろう 茶色の卵は、産む鶏の種類が違い、大食いで資料代が高いから高くなると、ググってみたら判明した まあ、それはバカバカしくもあるが、やはりググられるのは便利な時代になったものだわ

そして、なんと、茹で卵の殻のむきかたをしらなかったのだ
小学生低学年はそうなのかと初めて理解した

卵殻膜を奥さんから剥がすように言われて、悪戦苦闘 白身も少し凸凹したが完成  最後はお腹に収まった

この店は、朝7時から11時まで 入店が10:30頃だったから、お客はいつの間にかいなくなった 半分が外国人、残りが日本人の不思議な、人通りの多い交差点にある古風なアンティークな店 
ビジネス客も多いらしく、店内禁煙ではないみたい 
もっとも今回は吸っている人には出くわさなかったのでラッキーだった 天井は長年の煙で白天井の板も見事に黒ずんでいる

11時15分頃、動物園に向かうことにして辞去
孫の社会勉強には最適だった

動物園の話はまたの機会に

20250404  午後3時 天王寺動物園出口前の射的店に入り、8発放つが全くダメ 残念賞の菓子をもらい通天閣に向かう

通天閣は、お客が長蛇の列 諦めて帰宅のための新今宮駅への帰途を歩く

ところで、例の喫茶店で動物園までの道筋を聞いた Googleマップで見せてくれたのだが、それはデイリーの角を曲がるというものであった うろうろしながらも教えられた道筋をたどりデイリーの角を曲がったら別世界であった そう、新世界を通らないと動物園の入り口にたどり着かないのだ

今、改めてググってみたら、天王寺はかなり昔の博覧会の跡地の再開発地であったとわかった そうかい、しかし、新世界も大阪食い倒れを見事にリアルの世界に見せてくれている これが大阪かい!!

神戸や東京とは全く違う世界だった 店舗には入らなかったが、また行ってみたいところだ