11代目のブログ

わたしは元野良猫

わたしは元野良猫の画像

わたしは野良猫だったが、フラッと訪ねた日本料理屋のご夫婦に拾われたのだニャ

大事にされ、夜は奥様のベッドでご一緒に熟睡する特権を持っているのだニャ
猫なみの生活をいただいているニャ

このご夫婦は、神戸で知り合ったと寝言で聞いた 猫ごとではない
ご主人は、私の生まれ故郷のこの静かな田舎に生まれ、神戸で修行したという話しだ

ヒト語でのご主人様たちの話しを翻訳するとそうなる

さて、奥様は、私のホントのご主人だが、神戸の生まれだという

神戸の西に、旧宮家の別荘地に『舞子ビラ』というホテルがあるということらしい
そこの厨房でこのご主人様たちは修行しているうちに知り合い、この地に来たということがわかってきたニャン

むかし迷い込んだ店の名前は、K
まあ、毎日毎日、いろいろなヒト、ヒト語ではお客様というらしいが、猫の目特有の広い視野と、瞳孔の広がりにより、目の前を通り過ぎるヒトをつくづく鑑賞ができる 面白いニャ
店の前で、「ニャア」とあいさつするとヒトは頭をなでようとするが、それはご遠慮しておりますニャ
美猫で着ている本革の衣装もトラ模様だからきっと美しくみえるのかも知れないけど・・ 嫌だニャ いちいち、触られるのはうるさいから


とにかく、お帰りのヒトは、この店で過ごした時間にご満足の様子だわニャ
わたしが時々いただくネコ皿に盛られた日本料理はその姿もみめ細やかで、お味は出汁の利いた薄味であるけどネ、しっとりとしたものでネコ舌には堪えられない幸せ感を感じるわニャ

写真 20250616 北国の田舎も梅雨の季節が始まった 梅雨曇で山は霧に覆われている
結構忙しく過ごしている 20日にまた神戸に帰るが、却って田舎の別荘でゆっくり過ごすつもりで来たのに、いろいろと事務仕事やら工事の監督や支払などの雑用、神戸と融資の連絡や書類の作成とかで日々忙しく過ごしている
神戸の方が独り身で暇でいいや、なんて気分になってしまう

先日、時々行く日本料理屋で3人で歓談した そこは時々行く程度だったが、パートナーは行きつけの店であった 仕事上、お客を案内することが多かったらしい

そのご主人夫婦とは私はほとんど話しはしたことはなかったが、初めて神戸と縁があることを知った Kは結構な人気店で、奥さんは神戸の実家に15年も帰ったことがないという 小さな店であるが、それでも最大40人くらい入る お昼は、狭い駐車場に観光バスが止まっている 本当にお二人とも身を粉にして働いている
そして美味しいからお客がひっきりなしである・・

ただ、それだけだが、結構この片田舎の辺地にも神戸に縁のある方がおられると知って、ひとりにんまりした

その時の、食事膳 

よく覚えてないが、左端に蓋付きのわっぱに入った炊き込みご飯、それからその前は揚げたてのエビなどの天ぷら、そこには椎茸の天ぷらも

天ぷらの横は、ジュレ 中身は蛸とか身厚の白身魚の切り身 その横は刺身 この地方の旬の定置網などで捕れたマグロなどの刺身 マグロは大トロが二きれ 泣かせる あとは、なんだっけかな そうそう、美味しい銀ダラと卵焼き 膳の右は汁物 手前は、なすや葉物と魚の卵の餡かけ 京漬け風大根漬け 

結構でした これ、今どき万札の半分以下 それがこのご夫妻のポリシー

ポリシーは大事だと思う

・・