企業というか、そうでなくても個人事業主であっても利益率については気になる。
私の場合も同じであるが、利益率といっても貸主の努力や経費によっての利益率の向上も考える。つまり気持ちよく住んでもらうための環境に対する貸主の努力や費用支払いである。
例えば、草むしり料である。清掃料といえるかも知れない。除草剤は結構マメに撒く。除草剤といっても、人体に影響のない、日光で分解されるような弱いものである。一方、雨樋が外れれば(結構外れるんですね)、はめ直すとか。ゴミが飛んでくれば、その地の『燃やすゴミ袋』をもって、一生懸命拾うとか。
我が社は、人に頼むと支払えないので、代表取締役兼作業員の私がやる。でもそれも利益率に換算されると思っている。
人間社会は、様々な事象が起きる、というか様々な事象で構成されているというのが、この仕事することによって感じる。
そのことによって、事件や事故が起きたり、110番を呼ぶような刑事事件すれすれになったりすることもある。
あるとき、物件のCHECKをおこないながら、図書館で地方新聞をみようと車を運転していた。面倒くさいなあと思いながら、横道に入り、更に曲がり、駐車場に入りゆっくりと進んでいた。
この駐車場、幅が4.3mしかないのに、両側が家の壁面で迫ってくるような、軽自動車用駐車場である。普通車で入り込むので、静々と接触事故にならないように進む。借主は、一方通行で侵入し、左の壁面に寄せて駐める。結構腕がいる駐車場である。
静々と進んでいると、反対方向から勢いよく軽自動車が入ってくる。エッこれかー!、こいつかー!と思った。
駐車場の隣家の家人が、「時々、凄いスピードで通り抜ける車がいますよ」と言っていたからだ。また、冬、除雪に行くと結構な回数でタイヤの跡が残っている。
誰だろうと、何年も不思議に思ってきたものだ。
もちろん追いかけて、車のナンバーを控えたが、軽自動車しか通れない小路にわざと入られてしまい、当方は何10メーターもバックする羽目になった。
仕方なく、途方に暮れて駐車場の近くを走っていたら、なんとその車は駐車場のすぐ近くに当たり前のように駐まっていた。
私の駐車場を通り抜けると、信号を通らずに広いバス道路に出られるから、抜け道代わりに長年使ってきたということだ・・。
ははあ。なるほど、なあるほど。
相手の車も軽であるし、週末以外は駐車場はガラガラ。
抜け道として、使いやすかっただろうと感心したが、気持ちは面白くない。
まあ、そんな話しが、時々起こるのが不動産賃貸業である。
色んな人がいるものだが、借主様からお足をいただいている以上、タダで抜け道は許せない。
一番の問題は、
借主様の車にぶつけられることもあるかも知れないし、大家への恨みから借主様の車に傷をつけられることも考えられる。
他人様の車をお預かりしている以上、この場合も放ってはおけない。
再度、しないようにある方たちから注意をしていただけたようである。
このような解決策が最善かどうかはわからないが、警察の方からは『進入禁止』と明記するように指導を受けた。
でも、それは簡単だが、何となく駐車場の環境というか、雰囲気が悪くなる。
気持ちよく使ってもらえる環境を用意すること、それは利益率に影響する、と信じている。
写真 遠赤外線放射の薪ストーブ用燃料 薪ストーブはホカホカする (2023年11月撮影)2023.11.29日記