11代目のブログ

母親のコピー機

母親のコピー機の画像

 電池がなくなったのか車に使っている電子キーの調子が悪い。電池を取り替えて捨てることにした。いや、都会の鉱山から回収されれば、貴重なレア金属資源になると考えねばならない時代・・。
 この他に、スマホ用モバイルバッテリーとカメラ用リチウム一次電池それぞれ1個ずつリサイクルラインにのせなければならない状況であった。

 モバイルバッテリーは数年前に買ったのだが、この夏、ザックのポケットに入れてクーラーの効かない部屋に放置しておいた。先日、ザックを使おうとバッテリーを取り出したら、蓋が割れて中の金属ケースが飛び出していた。この夏の暑さのせいと気づいた。発火しなくて良かった、とも思った。

 すぐリサイクルへと後者の2個を、ある電池回収店に持参したら、リサイクルマークのないものは引き取れないし、どうしたら良いかは地元市役所に聞いて欲しいといわれた。地元市役所の発行している紙ベースの分別表を見てもよくわからず、面倒くさいので数日放っておいたのだが、また電子キーの電池が出現したので、ネットで調べることとした。

 すると、「さんあーる」というアプリに興味を惹かれた。それは、該当自治体名を入れると回収店の一覧表が出てくるという優れもの。電池も各種分類がされている。乾電池(使い切り、充電式、ボタン型)、アルカリ電池(使い切り)、充電式電池など多岐に分類されている。
電子キー水銀電池はボタン型電池に属し(社)電池工業会の回収協力店、スマホ用充電式電池とカメラ用リチウム電池は(社)JBRCの回収協力店に持ち込めば良いと判明。先日訪れた店は、両方の回収店であった。

 昔の世代は何でもとっておいたものである。古民家の納屋、物置には私の両親が温存したものがたくさんあったし、両親が亡くなってからかなり捨ててもきた。
 なかなか分別表だけではどうしたらいいか分からないものが多い。例えば、肥料袋。肥料袋は農業用使用済プラスチックであるため、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」により産業廃棄物に分類され、基本的に専門業者に持ちこまなければならない。我が家も昭和42年まで農業もしていたから、一昨年3月に農作業小屋を片付けたら大量の肥料袋が後生大事に保存されていた。分別知識もなく軽トラに積んでクリーンセンターに持ち込んだら、非農家と言い張ってももちろん×。結局、専門業者で数万円払うはめになった。

 そういえば母親は使っていたコピー機を温存するように納屋の2階の物置にとってあるんだったけ。それも代々の故障機、2台とも。

写真:農作業小屋跡地は駐車場へ変貌。小屋横に植えてあったバラ。(2023年5月撮影)2023.9.6記