三宮を出発する電車に乗った
すると相向かいに、既に乗り込んでいる若い女性がいた
何かとても気になった
姿が粋というか、しかし、なんとなく女性としては違和感を持つ着こなしであった
そして、視線もさらに気になる
今日は、孫の塾の日である
塾といっても、○○スクールといった、スポーツ系である
姿を30分ほど追いかけて、買い物をして、三の宮経由で自宅に帰ろうと思ったのだ
歩くと登りで大変だから
その女性は、ダブルの茶色系を着流しにしている 上着を渥美清風に肩にかけている
というか、渥美清のあのダブルの形、配色もよく似ている
着こなしもそっくり
女性には珍しいカッコだ
足下は、白いソックスに、ピカピカに磨いたローファーである
学生風ローファーの手入れが気になった スーツと同じで粋なのだ
なかの衣装は、おしゃれな(というか年寄りの私にはよくわからない)鼠色のブロードみたいな丸首のブラウスであった
そして、短いスカートか短パンか(スーツの陰でわからない)
髪の毛は、短めだがよく手入れがされている
「清楚」ではあるがその文言はマッチしない、何というかウイットの効いたようなおしゃれ
なんだわ
その人は、私には一瞥もくれないのに
私の隣のシートに二組の母親と2、3歳の幼児の親子連れ それとなくじっと観察している それも横目でチラッチラッと
その視線から見えている心象風景、心の中の襞は何だろうかと、とても面白く思った
電車から降り、帰りののぼり道、王子公園内で東京の役員から電話
宿題をもらった
物件購入をするさいに、助けてくれる会社があるが、そことタッグをくむかということであった
よくわからないので、考えてみることで電話を切った
自宅で、暇なのでYouTubeを観ることにした
ガチャガチャとコンテンツを選んでいると、ある高校の吹奏楽部の練習風景が流れた
そこは、全国出場の常連校なのだが
コンクールが近づけば近づくほど、いままでにない練習をとるという
例えば、同じ金管の練習でなく、低層弦楽器が加わったり、打楽器を招いたりする
また、楽器を演奏しないで、歌ってばかりだったり、楽譜のイメージを互いに語り合うとか
昔、ある習い事をしていたが、初っぱなの作品が一番いいことがよくあった
そればかりか、同じことを何回しても進歩がないことが多かった
マンネリはよくないのかも知れない
瞬間、我々は自分の考えで、物件の購入を試さないといけないと思った
創造力の問題だから
写真 いつも使う阪急電車 ある日のこと 実は、視線は三両先の末尾の向こうに見える線路なのだが、ぼけてしまって意味をなさない写真 2024/10/11撮影