11代目のブログ

承継したある家

承継したある家の画像

昔、住んでいた街はシャッター街が続くと揶揄されていた 駅からその町の中心部にある城跡までの数キロメートルがシャッター街といわれていた もう20年も前のことだった

最近、NHKテレビが事業承継の特集を組んでいるようで、ついつい何回かの番組を見入ってしまった

事業承継とは後を継ぐということだろう 跡継ぎ問題とたかをくくっていたがよくよく見聞きすると、そんな単純な問題ではないことがわかってきて、興味深かった

私は、経営とか経済とか会計とかは全く興味がない、というか疎いということだけだが・・
社会の一員でいる以上、やはり考えさせられるのであろう
例えば、家を継ぐいうこと それは家業であるのかそれとも祭祀承継者(要するに家の氏を継ぐこと)であるのか
どちらにしても、多くの家庭で悩むことである
そして、自分でも悩んだ時期はあった 職業の選択時に 家族を持ったとき 子供を教育するとき 年齢を重ね承継を思うとき

すんなり割り切れるものではない

こうして、不動産賃貸業に年をとってから分け入ったのは、承継の問題があったからだ
簡単にいうと、深山荘をどう処分するかであった つまり古くからの大家族制時代の家とそこに付随する周辺の田畑と山林である
結局なし崩し的に、深山荘を含めて次世代に引き取ってもらおうという、ずるい考えであっただけである
つまり、責任放棄である
私個人の事業(深山荘というマイナス財産を含めた相続財産というものだが)を、家族経営の会社((株)吉右衛門)にM&Aで引き取ってもらったということになる

そこにはシナジー(相乗効果)があったということかも知れない

と、今になって思いついた そうだったのか 
その理解でいいんだよね と自分に問い直す

さて、NHKは宣う
『大好きだったあの店の閉店…活気があった町工場の廃業・・・全国各地で後継ぎ不在による廃業が相次いでいる。経営者が70歳以上の企業245万社のうち半数が後継ぎ未定。この問題の解決へのヒントを全国各地のNHKが徹底取材』

そうか、そんなに跡継ぎ不足か 
昔々、会社のことは何も知らなかった 個人事業主と株式会社との違い それは、科目「社会」で学んだことはあるが、血となり肉となって理解したわけではなかった
恥ずかしいかも知れないが、60歳を超えてからわかったことである

番組の中で、理解したことがある それはシャッター街が生まれる仕組みである
こうした、地域の中の毛細血管を用いて張り巡らされた小さな起業、つまり商店が互いに脈動しているところに、人が集まり街が形成され発展して来たということがよくわかった

それは、工業を営む地帯の町並みも同じことだと理解した

つまり、こうした日々生きている店の集合体である地域が、承継問題で一つ欠け、二つ欠けていくことで血管の流れがあちこちで留まり、ついには商店街や工場街の灯が消えるようになくなってしまうことが一番の問題と理解した
全国で、跡継ぎが100万社以上もいないというのは、益々地方の疲弊が進むということだ

そうして、面白くもない、どこに行っても同じ看板のチェーン店と、寡占状態の大型店舗が栄える 人は少なくなっても生活する必要はあるから やり方によっては儲けられる
こうして、地域のお金はすべて、東京などの大資本に吸い上げられ
益々、地域は血流が途絶え衰退と過疎はひどくなる

阪神大震災後、新しい街作りを目指した神戸長田地区 JR新長田駅前の商店街とビル群に先日行ってみてきた
こうした専門家でないので、ここでは意見は述べないが、ただ問題課題は山のように感じた 
簡単にいうと、温かみがよくみえなかったなあ、とおもった 地域に住んでないのでそれ以上はわからない、からやめる

大多数の人は、後生に名を残す人ではない、無名のまま生きて一生を終える しかし、生きて生きているということ、生きてきたということ 独り1人が食い扶持を求め、生きなければならない運命が人間という動物だろうから

食い扶持は、職業を選択するところにある その職業を選ぶということは、どういうことなんだろうか
お金の多寡か やりがいか それとも・・

では、お前は何のために寒い中、毎日、(株)神戸吉右衛門が(お金を出したとはいえ)、前の持ち主から承継した家屋の手入れに精を出すのか・・  今のままでは、承継できる物件になるかどうかわからないような状態だからであろう それをいかに己らに引き寄せるか、だからこそ力が入るのだ

写真 南向きの好立地、光合成がひたすら行われ立木や蔓に覆われた家屋 20241016 ちょっとよくわからないかも知れないが、この位置は2Fにあたる 2Fにも玄関があるのだ

奥の立木は、1Fの地上から伸びている それも約10mはあろうか 家に沿って伸び放題で、屋根の雨樋のあたりの屋根にコツコツあたるため、風が吹くと必ず音がする、が放ったままである 雨樋は壊れてしまい地上に落下している 職人を呼ばなければならない さらに、手前のアルミ製の目隠しフェンス どうしたらこんな風に緑の垢で汚れるのだろう 不思議だ プラスティック製のブラシは気に食わず、改めて買った棕櫚製のブラシでこすりながら不思議に思う フェンスは家の横から前まで延々と続く ゴシゴシゴシ、ああ嫌になる 肩が痛い アルバイトはいないかなあ

しかし、これらの労力のトータルが○○万円かア・・・・ 高いのか安いのか ああ それもわからんことだわ