ここ2,3日
穏やかな天気が続いている。
何となく気分が良い。
暖かいし、気持ちよく過ごせる。
『そうだ、延び延びになっている件をしてしまおう』と、思いたった。
11月上旬に、台湾の朱さんがご主人と九州旅行にやってきたときの課題が残っていたからだ。
彼女は、台湾からお酒とお菓子を持ち込んできて、博多から我が家まで送ってくれたので、そのお返しをしなければならなかった。
中身は、中国酒が三本、強そうな酒で、この年齢では苦手である。家人は、興味津々にのぞき込んでくる。すると「紹興酒は私がもらうし、お菓子も全部もらう」と言ってくれた。するとあと二本は、あの人とあの人だなと決めて配ることにした。
朱さんとは、この地方を彼女らが女性2人組で旅していたとき知り合った。もう、6年になる。
とても闊達で、明るく、魅力的でクレバーな女性だ。
今年4月には神戸で会った。
職場の仲間5人と彼女の母親とで6人組。
関西国際空港に入り、和歌山で桜、瀬戸内海沿いにバスを用いて徳島、高松と周り神戸に至るコースを10日間で回るのである。
全て、彼女が予約する。飛行機、ホテル、バス等。
孫の男の子とも会わせるために、日程調整した結果、神戸のホテルで2日間一緒にいられた。
孫は生まれて初めてナマの中国語の会話を聞いて、「すごー」と絶句。ちょうどお母さんと何か議論していたから相当なもの。中国人の女性の迫力は、世界一ともいわれる。良い経験になったろう。
本当はそれが目的。
この月末にも日本の観光旅行で、今度は鹿児島だそうだ。誰と来るのかは知らない。
8年前のこの地方への旅は、台湾-新潟線が直行であったからのようだ。多分この旅が日本初めてだったようだ。その頃は、日本語もほとんどできなかったが、今は簡単な会話もできる。
この地方に来た後は、東京-富士山を堪能する旅にも来ている。
6年前に会ったのだが、次の3月に台湾を訪れた。
4月から多忙な生活が始まることがわかっていたので、お返しに訪れようと思ったからだ。ホテルを予約してくれと言ったら、家に泊まれば良いという。お母さんも良いと言っているという。彼女がまだ独身の時だ。
関西国際空港を午前2時だったかのPeach、真夜中に近い時間帯の飛行機である。つまり、何時間も空港で待っていないと乗れない。帰りもそう。朝まで固い空港の床でうたた寝をする。だから、前後1日の移動時間。そして3泊4日の台湾高雄への旅。
大きなトランクを持って飛行機に乗る。
台北に着く。その後、何とか新幹線に乗る。日本の新幹線の車体なので、色が違うだけ。
約2時間くらいで、高雄の終着駅に着く。彼女は迎えに来てくれていた。
駅の前に出ると「ちょっと待っていて」と英語で言って、どこかに消えた。何分か後に現れたときは、ヘルメットを被ったスクーター姿。
ビックリして、トランクはどうするのと聞くと、突然ハンドルと運転席のあいだに横向きにして押し込もうとする。トランクを無理矢理押し込むことができた。プラスティック製のぶよぶよしたものだから入ったが、アルミのトランクだったらお手上げのハズ。
用意万端になったら、ヘルメットを被り後ろの座席に座れという。
そして、魅力的な女性のおなか周りに手を回してしっかり、捉まれという。
いやはや、大変な役回りと相成った。
出発進行は良いのだが、周りはスクーターの隊列とスピードの出る車が同時進行。
『怖い』のだ。
そして、いつまでも着かない。3,40分も魅力的な女性の腹をギュッとつかみ、ハラハラ状態が続いた。
着いたときは、ホッとした。実は、この状態が4日間も続いた。日によっては、おなか周りは彼女のお母さんに変わる。
着いて案内されたのは、3階建ての建物。2階がお母さんの寝室、3階が彼女の寝室。1階は、お母さんが経営する店である。
さて、観光して夜になった。食事は毎食外でする。
風呂タブはないから、シャワーだけである。ホテル代わりの部屋は、彼女のお母さんの部屋と当然お母様のベッドと相成った。
いやはやモウ・・、である。
また牛さんが出てきた。
写真 紅葉に西日が注ぐ あまりに美しいのでパチリ (2023年12月撮影)2023.12.6日記